アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<復活!!>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』第93回「1985年の野球場グルメ観戦」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 WBCの大騒ぎも落ち着いて、思い出したのが今から38年前、1985年の球場グルメ巡りの取材だ。野球観戦の醍醐味は、何といってもホットドッグ食べながらの生ビールだからね。
それで、後楽園球場(87年に閉鎖。88年から東京ドーム)、神宮球場、横浜球場、西武球場に出向いて、それぞれの名物を食べまくろうという企画だった。85年といえば阪神優勝大フィーバーの年、本来なら甲子園にも行きたかったんだが取材費が出なかったので断念。
 まずは後楽園球場、ここの外野スタンドの上の方に座ると圧巻の眺めだった。こういうところで飲み食いするドッグや生ビールの味はまた格別なのだ。当時は、内野席の通路にカレースタンドがあって、カレーライスを立ち食いしながらゲームを観戦できたのだ。カレー自体はどうってことのない大衆食堂風なんだが、こういうシチュエーションで食べると美味い。その後、東京ドームになってからもいろいろ飲み食いしたけど、やっぱ屋外には負けるよ。

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