本澤二郎氏(80)は、「日刊ゲンダイ」のコメントでお馴染みの政治評論家で、政権批判を徹底してやっておりひじょうに辛口で知られる。「東京タイムズ」元政治部長。
本紙・山岡はこの本澤氏と週刊誌の政治記事でコメントをもらうために知り合い、それからもう30年近くになる。
そして、本紙でも何度か登場してもらっている。
その本紙記事のなかでも紹介しているが、本澤氏が2008年12月30日からほぼ毎日書いているブログが「本澤二郎の日本の風景」。もちろん、政治のことが中心だが、いろんな事件についても取り上げている。
ただ辛口であるだけでなく、長年の政治部記者、政治評論家としての見識で持って、ズバリ事の本質を突いているので我が意を得たりとなるし、学ばせてもらうことが多い。
だからだろう。本澤氏、知り合いから「現代史の貴重な資料となるから、是非、出版物にして国会図書館に納本すべきだ」とアドバイスを受け、2018年12月までの10年分を10巻セットとして製本、先日、国会図書館に納めたという。
このブログは現在も続いており(*ココをクリックのこと)、岸田政権もブッタ切っている。
政治部記者時代に長くリベラル派の宏池会を担当。そして30年ぶりの宏池会出身首相ということで期待していただけに、安倍晋三元首相以上に軍拡を進めるなど、失望この上ないようだ。
また、そうしたことをろくに指摘せず、政府発表をタレ流すだけの大手マスコミのポチぶりにも怒り心頭のようだ。
本紙・山岡が週刊誌でよく政治記事を担当していた15年ぐらい前までは、本澤氏と共に、「読売」出身の菊池久氏という大物政治家のスキャンダルを暴く政治評論家もいてお世話になったし、話を聞くのが本当に楽しかった。だが、現在は皆、小粒になり、あんな政治評論家は見かけない。
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