アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

4月からの武富士TVCM解禁を許した日本経団連

武富士関係者からの情報提供によれば、この4月から、武富士のTVCMが再び放送されることがすでに社内では決定しているという。
2月5、6日と、「2005 武富士 ジャパンシリーズ フリースタイル FIS ワールドカップ 猪苗代大会」(主催・ 国際スキー連盟)が開催され、久しぶりにテレビ場面に「武富士」の文字が躍ったが、これも、先立つ1月16日をもっての日本経団連の活動自粛解除あってこそ可能なことだという(本紙2月20日記事「何のための『厳重処分』導入なのか? 日本経団連、武富士活動自粛処分“解除”の不可解」参照のこと)。
「確かに、日本経団連の活動自粛は武富士のスポンサーやCM活動を禁止しているわけではありません。しかし、実質、その縛りになっていて、活動自粛が解除されない以上、武富士としては街角でのティッシュ配り以外、広告活動できない状態でした。それは、広告が顧客を呼ぶ大きな力になっている消費者金融業者にとってはたいへんなマイナス要因でした」
ところが、1月16日をもって解除。もちろん、これにより4月からのTVCM解禁も可能になったというのだ。
それにしても、なぜ、この時期の自粛活動解除なのか。
「自粛が始まってちょうど1年目を迎えようという昨年11月、武富士側から日本経団連に出向いて、解除をお願いしたんです。これまで1年以上も自粛になったケースはないので、“もう十分でしょう。コンプライアンスなども徹底してやる体制になっています”などと説明してですね。それで、これに日本経団連もシブシブながら応じたと聞いています」(前出・関係者)

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