アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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再建中の「嘉悦学園」内部からーー老害・植村裕之常務理事は退任を

 植村裕之氏(76。冒頭写真)といえば、単独で東証1部に上場していた大手損保「三井住友海上火災保険」の元社長で現在も名誉顧問。現在、同社は「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」(8725。東証1部)の主要子会社。
その植村氏、現在も「大正製薬ホールディングス」(4581。東証1部)、日本初の火災報知器メーカー「ホーチキ」(6745。東証1部)などの取締役も務めているが、さらに「嘉悦大学」(東京都小平市)などを経営する学校法人「嘉悦学園」(東京都江東区)の専務理事も務めている。
 同学園はわが国で初めて私立の女子商業学校として設立され115年の歴史を誇る。安倍首相ブレーンの高橋洋一氏が教授をしているところ(10年4月よりビジネス創造学部の)といった方がわかり易いか。
もっとも、16年3月、同学園は創業者の嘉悦一族(理事長、常務理事などを一族が占めていた)に対し約4年半の間に総額約1億円もの不正支出をしていたことが発覚。それを契機に一族は経営から外れた。植村氏はこうしたなか、経営手腕を買われ、16年4月から常務理事に就任している。
ところが、ここに来て、嘉悦大学教職員の間から、「植村氏は老害以外の何者でもないので辞任を!」との声が強く出ているようで、本紙の元にも「告発文」が送られて来た。
いったい、何があったというのか!?

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