アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(913)「最近の証券業界事情+気になる仕手銘柄情報」

ネット証券が台頭して20年近くになるが、SBI証券、楽天証券の2強、その他と優劣がハッキリして来た。ネットでなく対面の方は野村證券、大和証券にメガバンク系の三菱UFJ証券、みずほ証券、SMBC日興証券と、その他となっている。そして、その他のなかの特に高齢者の顧客しかいない中小証券の経営環境は厳しい。
情報元への配慮で社名は伏せるが、ある中小証券では最近、とんでもない人事、給与改正などが行われたという。このX証券、表向きの経営状態は悪くない。22年3月期の自己資本比率400%弱、わずかだが黒字。しかし、黒字は従業員の給与を大幅に削減してのことだ。22年冬のボーナスはわずか0・2カ月。それも評価によっては0・2カ月以下のケースもあったという。業績悪化ならボーナスゼロでも仕方ない。しかし、その一方で役員賞与を増やし、新たに社用車としてレクサスLSを購入。価格は1000万円以上だろう。この1000万円をせめてボーナス10万円プラスという考えはないようだ。昨年の給与改定では家族のいる40代社員が月給20万円台に大幅減もあったという。業績悪化ならまずは役員賞与をカットするのが普通の会社だ。歴史のある証券会社なので資産はあるようだ。今のうちに高く売却することを狙っているのだろうか?
話はガラっと変わるが、中条きよし参議院議員(維新)が何十年も年金を支払っていなかったことが明らかになっている(総額約750万円)。中条議員が批判されるのは当然だが、管轄の年金事務所も問題だろう。昔はともかく近年は取り立てが厳しくなり、自営やフリーランスが年金の支払いが滞ったら数カ月後に督促状が届く。それでも支払われないと「差し押さえ警告」が送られて来る。そして期限内に支払われない場合、自身の預金、不動産など差し押さえられる。それを数十年も放置していた年金事務所も批判される案件だ。芸能人には忖度していたのだろうか?
さて、与太話が長くなったが、先週の株式市場の新しい動きを取り上げたい。

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