今年も残すところ約3週間。もっとも、年末年始の日並びが悪いため休みは4日間ほどだが。
さて、今年からグロース株(従来の市場区分の東証マザーズとジャスダックグロースを集約した新興市場中心株)が大幅安したことで、個人投資家の大半は赤字だったようだ(冒頭写真=グロース市場Core指数)。SNSでの爆益報告に惑わされないように。
ところで、ここに来て仕手株中心の中国筋その他の動きが慌ただしくなって来ている。
どうも、取引所が証券会社に圧力をかけて個別に規制をかけているという。取引所規制ではなく、証券会社が独自に規制をかけるケースはいくつかあるが、一般的な規制は「関与率」だ。その証券会社が特定銘柄の売買シェアが高くなると買い規制が行われる。それは信用新規買いでも同じ。もう一つ、取引所から特定の証券会社の特定顧客に関するある銘柄の買いを規制することも。取引所が要注意人物としてマークした口座に対してだ。
特定銘柄を買い占めたくても、こうして規制されたら買い占めることは不可能だ。新たに他の証券会社で口座を開くしかない。風説の流布に当たるので銘柄名は伏せるが、目を付けられた中国筋が買いたくても買わせてくれない銘柄があるということだ。