アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「東京クリニック」院長の強制性交等――精神科医犯罪の氷山の一角

警視庁新宿署は7月7月、心療内科「東京クリニック」(東京都新宿区)の伊沢純院長(52)を、患者に対する強制性交等容疑で再逮捕した。
伊沢容疑者、今年3月以降で6回目の逮捕。
これまでの5回逮捕の容疑は、同居していた女性患者への傷害、元女性患者に関する虚偽の内容を家族の勤務先に送った名誉毀損、診療中に女性患者の胸を触った準強制わいせつ、覚せい剤取締法違反(所持)、女性患者を自宅に呼んで尻などを触った強制わいせつ未遂。傷害と名誉棄損では起訴済、他の3件と6回目の強制性交容疑は処分保留となっている。
伊沢容疑者に関しては、20代患者への性的被害がかなりの数あるのではと噂されていた。クリニックは区役所通りに面した歌舞伎町のビルにあり、場所柄、風俗関係を始め若い患者が多く、彼女らの間で、自分も食事や自宅に誘われたといった情報がSNSで拡散されていたからだ。そして、今回の強制性交(強姦)での逮捕で単なる噂ではなかったことがハッキリしたわけだ。(*伊沢容疑者本人はいずれの容疑も否定している模様)
少し前のことだが、今回の犯行の詳細情報を得たので報じる。
報じる理由はそれだけでない。
大阪ビル放火事件で犠牲になったようなリッパな精神科医もいる一方、伊沢容疑者の特異な犯行かといえばそうではなく、かなりの精神科医が薬を使い若い女性患者を意識不明にさせ、また薬を人質にして性的犯罪を犯しているとの情報もあり、注意を促す狙いもある。
本紙既報のように、山口龍郎精神科医の事例もある。
だが、基本的に犯行場所はクリニックという密室であり、また女性患者が被害を訴えにくい事情もあり、強制性交等ズバリの容疑での逮捕は極めて稀と思われる。

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