アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(286回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(6月27日~7月1日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は26,492円と、前稿比+529円高だった(※前項比▲1861→ +62→ +980→ +43→ +311→ ▲576→ +156→ +12→ +107→ ▲680→ ▲484→ +1323→ +1664→ ▲822→ ▲491→ ▲646→ ▲574→ +256→ +440→ ▲805→ ▲602→ ▲355→ ▲313円)。週末金曜日は、米国で「ミシガン大学消費者信頼感指数」が発表され、インフレ緩和期待が膨れ上がったのか? 日経平均CFDは26,904円と+400円以上上げて引けている。

TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、1,867Pと週間で+31P高(※前稿▲107→ +10→ +46→ +10→ +13→ ▲54→ 17→ ▲6→ 5→ 1→ ▲47→ ▲37→ 72→ 109→ ▲45→ ▲31→ ▲48→ ▲38→ 32→ 57→ ▲51→ ▲51→ ▲18→ 4)。

米国のNYダウは、週間で+1,612ドル高となる31,501ドル(※前稿比▲1504→ ▲1507→ ▲313→ +1951→ ▲935→ ▲78→▲834→▲640→▲270→▲43→▲97→106→1811→▲670→▲445→▲20→▲659→▲352→365→460→▲1647→▲320→▲106)と、3週ぶりの大きな反発。

ナスダック指数は週間で+810P高の11,608Pと、いろんな需給の節目を上回ってきておりかなり安心感がでてきた。6月16日の最安値10,565Pをここまでの最安値。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の下落率は、-34.4%のドローダウンである。

先週、木曜日までは指数以上に個別銘柄は陰鬱な雰囲気だったが、金曜日に突如、グロース銘柄がよみがえった。加えて米国市場では、金曜日夜にインフレ一服観測が出て、ナスダック市場や半導体指数がさらに大幅高になったため、週明け月曜日は日本の市場でもハイテクグロース株を中心に盛り上がるだろう。ただ、もしかしたら寄り天の可能性もあり、週明けに買うのはオススメしない。

筆者は実は前稿で記した通りの売買をしておらず、週明け火曜日の日経平均株価が+475円高になる過程で、おそらく業績が大丈夫だと思える銘柄と、ハイテクグロース株であまりに下がってしまっている銘柄の打診買いを始めた。この理由はシンプルで6月末にかけて、毎年配当再投資の資金需要が6兆円ほど発生することと、今年は配当が例年よりも多かったこと、そして先々週に下げ過ぎてしまった後にそこから下がらなかったからだ。

もちろん当初は、指数とともに購入した銘柄が下がるのなら損切りするつもりで購入したのだが、結果的に含み損になった銘柄などはナンピンしてしまっている。キャッシュポジションが多めだったこともあり気持ちが緩んでいたこともある。はっきりいって、こんなトレーディングしていてはいつか死んでしまうと自戒したい。

筆者の持ち株は(1)「ルネサスエレクトロニクス」(6723)、(2)「ローツェ」(6323)、(3)「メイコー」(6787)、(4)「東京電力」(9501)、(5)「クロスマーケィング」(3675)、(6)「タムラ製作所」(6768)、(7)「酒井重工業」(6358)、(8)「アウトソーシング」(2427)、(9)「日本電波」(6779)、(10)「石井表記」(6336)、(11)「インパクトHD」(6067)、(12)「すかいらーく」(3197)となった。信用維持率38%であり、キャッシュポジションも減って2割ほどだ。

特にダメなのは「メイコー」。ここから半導体パッケージ受注に向けて新規投資を始めると言って下げている最中に買ってしまっている。筆者には、この成功の確度は掴めない上に、いま投資をする時期としては最悪だったという評価なのだろう。

結果、現在、(11)がパーセンテージとしては大きな含み益であるが、(2)が大きな含み損。(3)、(7)はすでにナンピンとなっており今週の値上がりでカバーはできそうであるが、いま全力で買ってしまっては身動きが取れなくなる。よって、今週いっぱい株式市場が持ってくれ上昇するなら(3)、(11)はポジションを落とす候補としたい。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。

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