このところ借金の踏み倒しでよくある手口をご紹介する。
モグリの街金あるいは知人、取引先から借金をしたとしよう。消費者金融含め正式な金貸しではないため、金利が月10%、100万円貸しで1週間で3万円の利息といった高利子でいいからと借り手に拝み倒され、貸すケースも少なくない。借り手は、銀行はむろん消費者金融からもすでに借り入れているので、高金利でも借り入れるからだ。ここまではよくある話だ。
その場合、借り手はまず皆、違法金利と認識して借り入れている。そして、数回は分割返済するも、その後は弁護士を通じて貸し手に「違法金利なので返す必要はない」と通告する。さらに、「違法金利分の利息の返還を行え!」と訴える。一般常識からすれば、金利はともかく、元本分は返済すべきと思うだろう。しかし、法的には違法金利による貸付には元本分も返済する必要はない。つまり、踏み倒せるのだ。
これを理解、悪用して、最初から返す意志なく、「利息を多くつけるから貸してくれ」と自ら頼んでおきながら、「違法金利だ!」と訴え踏み倒すケースが発生しているという。
したがって、おカネの貸し借りは知人や友人でもくれぐれも気をつけていただきたい。情をかけたら、とんでもない仕打ちに会うケースもあるということだ。
さて、株式市場の話題に戻ろう。
まずは、ファミリー向け分譲マンション「クレア」シリーズ展開。九電工グループの「セントラル総合開発」(3238。スタンダード。東京都千代田区)。
4月15日前場、これまで特段に騒がれず大幅高していたが、あるツイート(冒頭左写真)をきっかけに一時的に急落。しかし、後場に入り戻し、結局大幅高で終了。
3分足チャート(冒頭右写真)で検証すると、赤の立てラインがツイート時間の時。それからほんの1、2分後から急落している。これはどういうことか!?(横写真=セントラル総合の株価チャート)