去る3月12日、安倍晋三首相の地元、山口県下関市の市長選投開票があり、安倍首相元秘書で新人の前田晋太郎氏(40歳)が、現職で3期目を目指した中尾友昭氏(67)を破り初当選した。
自民党下関支部は前田氏を推薦していたが、下関市は中選挙区時代から、安倍首相の父で元外相の安倍晋太郎氏(故人)と、林芳正参議院(元防衛相、農水相など)の父で元大蔵大臣の林義郎氏(故人)が自民党内で議席を争い、「安倍家VS林家」の代理戦争が続けられ、今回は林家側の中尾氏が現職である上、安倍派にとっては「森友学園」のマイナス材料もあり中尾氏有利と見られていた。
ところが、蓋を開けてみると前田氏が4万8896票、中尾氏が4万5546票と約3000票差で前田氏の勝利。
どういうことなのか?