アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「出前館」創業者が、貸金請求事件の被告に

「出前館」(2484。JQ。東京都渋谷区)といえば、最大手の「ウーバーイーツ」(米サンフランシスコ市)とわが国で覇権争いをしている宅配・デリバリーの大手。
昨年5月にはそのための宅配拠点や広告強化のため、約300億円もの第3者割当増資を実施。結果、通信大手アプリ「LINE」の子会社になったのは本紙でも既報の通り
それでも、旧名「夢の街創造委員会」時代(出前館への社名変更は19年12月)から数えると約20年にも渡り経営に携わり、出前館“育ての親”といっていい中村利江氏(56)は社長から代表権を持つ会長となり2人代表で残っていたが昨年11月には退任している。
今後の出前館VSウーバーイーツの行方は見物だが、今回、本紙が取り上げるのは、この出前館の“産みの親”といってもいい花蜜幸伸氏(冒頭写真。52)のことだ。
 インターネットビジネスが一斉に開花した1999年9月、夢の街創造委員会を設立。世界初となる、出前の仲介サイト「出前館」を始めた。2002年会長、03年に戦略顧問に就任。起業家精神旺盛のため、06年6月に出前館が上場した際は経営から引いていたものの、13年3月に特別顧問に復帰。
ところが、そんな花蜜氏ともあろう者が、今年11月、貸したカネを返さないということで、福岡地裁に提訴されていたことがわかった。
借金額は1000万円。
訴状によれば、原告は19年3月、1年後に全額返済の条件で貸し付けたが梨のつぶて。その後、2度に渡り催告書を出すも応じないことから提訴したという。どういうことか?

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