アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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新連載『詫びる覚悟はできてます』第3回「自民党総裁選――さすが自民党! 個性豊かな高市・河野・岸田の3候補」

筆者・中井仲蔵(コラムニスト)。『アクセスジャーナル』読者の皆さん、初めまして! コラムニストの中井仲蔵と申します。普段は某中小企業に務めつつ、ちょこちょこ変名で雑誌やウエブ媒体に駄文を寄せているケチな野郎ですが、以後、お見知りおきをお願いいたします。さて、見切り発車で始めたこの連載では、あまり話題にならなかったニュースを拾い起こし、当事者の発言をあげつらってみようかと思います。一応、月2回を目処にしています。

パラリンピックが終わったかと思ったら、テレビのニュースは自民党総裁選一色です。今回の総裁選でつくづく感じましたが、自由民主党ってスゴいっすよね! なんと言いますか、逸材の宝庫!

 一番スゴいと思ったのは、9月8日に正式に総裁選出馬を表明した高市早苗前総務相。この人って、ナチスのシンパとして知られている人ですよね。過去にナチス礼賛本の推薦文を書いたそうですが、その後30年ほど経っても、いまだ弁明も反省もしないどころか、総務相時代には衆議院予算委員会にて、「放送局が政治的な公平性に欠ける放送を繰り返すんだったら、電波停止するぞコノヤロー」という旨の答弁をして、米国務省の人権報告書に「日本の報道の自由ってヤベーぞ」と書かれるなど、ナチスのゲッペルス宣伝相に負けないような暴れっぷりです。
ご存じのように、国際的な政治の場において、親ナチスはタブー。先日の東京五輪で、過去にナチスを取り扱ったネタを演じていたために組織委員会の一人が実質的にクビになってましたが、高市さんがもし総裁になって来る衆院選に勝利することになれば、日本初の「五輪憲章に引っかかりかねない内閣総理大臣」となるわけです。
 もっとも、あの麻生太郎さんだって過去には「ナチスの手法に学ぶべし」などというトンデモ発言をしたのにまだ副総理の座に居座っているわけですから、自民党の皆さんからすれば大したことじゃないのかもしれません。こんな逸材を何人も抱えてるなんて、まったく、自民党ってのは人材の層が厚いなぁ!

ちなみにこの高市さんは最初は泡沫候補と考えられていたものの、『月刊HANADA』とか『虎ノ門ニュース』とか、いわゆる「ネトウヨさんにも大人気のメディア」がこぞって高市さんを推し始めてるんですよね。そういうメディアのアンケート調査では、「次期総理にふさわしい人」はダントツで高市さん。9割近く獲得してたりします。ここに来てSNSでは他の候補者を叩くアカウントが幾つも湧いてきて、まるで誰かがネット工作でもしてるみたいな雰囲気です。不思議だなぁ。

もうすこしマトモ……もとい、一般的なメディアの調査で人気なのは河野太郎ワクチン担当相ですが、この人もなかなかの逸材です。

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