アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

奈良県宇陀市贈収賄事件の背後に、あの大物ヤメ検!?

 奈良県宇陀市は2020年9月、地元企業が発売している「i-deer マスク」(冒頭写真。市HPより)なるものを同市ふるさと納税品に指定した。
ところが、贈収賄によりこの決定があったとの容疑で、すでに奈良県警捜査2課は関係者宅を家宅捜索し事情聴取を行っている。
本紙が得ている情報では、このマスクを製造・発売している「春日」の辻本豊仁専務の大阪市天王寺区の自宅を9月3日、6人ほどの捜査員で家宅捜索。領収証、PC、携帯電話、財布などを押収。その後、辻本氏は奈良県警桜井警察署宇陀警察庁舎(下写真)に任意連行され深夜まで取り調べ。その後も連日のように取り調べが続いている。
その一方で、ふるさと納税に関わる職員H、Y氏などからも事情を聞いている。
「職員は大阪市内のうなぎ屋、焼肉屋で接待を受けている。また、辻本氏が市長室に『さざれ石』を寄贈したこともわかっています。
しかし、いずれもふるさと納税返礼品に決まった後の話だし、決定権を持たない下っ端。何より、メールのやりとりなどから、市側が『春日』側に頼んだことは明白。なぜ、こんなことでいきなり家宅捜索なのか? 常識的には、あり得ない。しかも、なぜかすでにこの捜査情報が漏れていて、辻本氏に共同通信から取材申し込みがあるのです」(地元事情通)
『春日』は毛皮革業者として長年の業歴を有する。
特に鹿皮の現皮を中国から輸入し加工していることで有名。これは主に剣道・弓道具メーカーに販売している。
鹿皮は抗菌作用などに優れ、現代医学が発達する以前から経験的に鹿皮は生活用品としていろいろ利用されて来た。
それにヒントを得て、春日はコロナ禍のなか、この鹿皮を利用したマスクを開発。これが話題を呼び、20年9月1日のTBSニュース番組「あさチャン!」、翌2日は日本TVニュース番組「News every」などで取り上げられ、地元の宇陀市の方からふるさと納税品に入れたいと連絡があったそうだ。
春日のHPを見ると、「ウイルス研究の大家、『北里大学、北里研究所』で一般にマスク商品に表記される『防御率(殆ど意味を持たない試験方法)』ではなく、『遮蔽率・阻止率(ウイルス学・細菌学での正式な試験)を行い、キョンセーム フィルターの非常に高い有効性を証明されたマスクです』とPRされている。
これがなぜ贈収賄容疑で、事前の事情聴取もなく、いきなりの家宅捜索、そして連日の取り調べなのか?

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧