アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「JCサービス」中久保社長の個人破産が決定

7月28日、東京地裁で、中久保正己氏(冒頭写真。55)の個人破産手続が決定された。
中久保氏とは、再生可能エネルギー事業に特化したソーシャルレンディング業者「グリーンインフラレンディング」(GIL。東京都港区)、その親会社「JCサービス」(GILと同住所)の社長をしていた御仁。
だが、GILは4月9日に破産開始決定(債権者約4900名に対し負債は約128億円)、JCサービスの方は5月27日に民事再生開始決定(債権者158名に対し約158億円)をそれぞれ東京地裁で受けている。
本紙でも既報のように、6月8日、「maneoマーケット」の社長だった瀧本憲治氏(享年49)が日比谷公園で自殺したが、GILはこのmaneoマーケットのプラットフォームを使い、一般投資家から資金を集めていた。
だが、その実態はといえば、ソーシャルレンディングで融資を受ける業者は銀行融資を受けられない者が大半で、その代わりに年利10%前後の高配当を謳っていた。それはmaneoマーケットが直に、そしてGIL以外のmaneoマーケットのプラットフォームを使っていたソーシャルレンディング業者も同様だったとはいえ、maneoマーケットが業績を悪化させ、瀧本氏が持ち株の大半を「Jトラスト」側に売却(19年9月)することになるのは、GILで不透明な資金使途が発覚、18年7月、maneoマーケットが金融庁から業務改善命令を受け信用失墜した結果だった(maneoマーケット全体では約1600億円集めた)。
その典型例が、なぜかGILで集めた資金2億5000万円がJCサービス→JC証券に流れ、その内の5000万円が細野豪志代議士(元環境相)に融資されていた件。

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