新型コロナワクチンについては、やっとこれでコロナを封じ込める武器が手に入ったとばかり、大手マスコミでは接種奨励、接種当然という声が大勢だ。
結果、予約の電話が鳴り止まず、注射が始まり、場所によっては高齢者が行列。今や国民的行事となっている。
しかしネット上では賛否両論、自分は打ちたくないという医師も少なくないようだ。
そこで、真相はどうなのかと探したら、高齢者施設に勤める大國義弘医師を紹介された。
大國医師は自身も含め接種しない方がいい派。
当初は職場の方針とは真逆な意見のため、匿名が条件であったが、その後、ジャーナリストの葛城奈海氏の講演で、命懸けで戦った英霊たちの話を聴いたことを契機に、匿名を恥じるようになったとのことで、名前を明かしたインタビューとなった。
長時間となったので、3回に分け報じる。
――本日はお忙しいなか、時間を作って下さりありがとうございます。
こちらこそ。
――いきなり本題ですが、先生はなぜ打ちたくない、あるいは打たないのでしょうか。
初めに、ワクチンで亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
私の都合で、今日の面談が延び延びになってしまいました。
このインタビューをもっと早くに受けていたら、もしかしたらワクチンは受けることなく、ワクチンのために亡くならずに済んだ方もおられたかも知れず、申し訳ないと思います。
さて、何故打たないかですが、この方々のように死にたくはないからです。
――ワクチンを打つと死んでしまうのですか。
はい。
厚労省のHPによれば、わが国では今年2月26日に61歳の女性が亡くなったのを皮切りに、5月7日までに39人が亡くなっています(横写真=『週刊現代』5月22・29日号)。
――そんなに多くの方がワクチンのせいでですか?
明確にワクチンのせいとされているのは、そのうちの1人、91歳の女性だけです。
――残りの38人は無関係であると?
いえ、無関係と言い切っているのは一部です。
ほとんどの方々は、ワクチンとの因果関係は評価不能ないし不明とされています。
――完全に因果関係が認められたのは91歳の女性のみということですか。
そうです。90歳の女性の1例のみ、接種医療機関は関連ありとされ、しかし搬送先の病院では評価不能になっているケースがありました。したがって、4400万円のワクチン被害者への見舞金が出るのは恐らく先の91歳の方だけでしょう。
――440万回の接種(5月7日まで)で、明らかに死亡に関係がある方が1人だけならきわめて少ない気がしますが、それでも先生は打たないと。
そうです。関係のある方が1人のはずがありません。ただし、数だけの問題ではありません。それは後ほど申し上げます。
この39人の死者のなかには、26歳の看護婦さんも含まれています。
死因は脳出血です。先ほどの厚労省のHPに載っています。
元気で働いていた若い看護婦が、いきなり脳出血で逝くのはおかしいと思いませんか?
脳出血は彼女だけではありません。
米国でも若い看護婦さんが脳出血により脳死状態になっています。
同じく米国では、56歳の元気な産婦人科医もワクチン接種後に亡くなっています。やはり脳出血です。
この方についてはまた後ほど詳しく紹介させて下さい。
ワクチンメーカーはわが国の厚労省と同じく因果関係を認めていませんが、亡くなった産婦人科医の奥様はワクチンのせいだと考えています。
ですから、副作用と呼べばいいところを副反応などと言い換えてますが、それで亡くなる方は意外と多いのではないかと考えます。
しかし、百歩譲ってたとえ数が少なかろうと、打たない理由は他にもあります。
――お聞かせ下さい。
ワクチン反対の理由は主に次の三つです。
①今申した通り、ワクチンも致命的でコロナより危険。
②その危険を冒して打っても、本当にコロナから守ってくれるのかは怪しい。
③ワクチンで死ぬのとコロナで死ぬことには、大きな違いがある。
――1つずつ、解説して下さい。
コロナよりもワクチンの方が危ないとは、どういう意味でしょうか。
コロナで亡くなっている人は1年間でおよそ8000人ですから、ワクチンで亡くなった人よりも圧倒的に多いです。
正式に因果関係を認められた人はたった1人なのに、ワクチンの方が危ないのですか?
そうです。
厚労省は正式には今のところ死者は1人しか認めていませんが、さっきも申した通り1人のはずがありません。
ノルウェー政府は高齢者4万人に打って33人が死亡。そのうちの16人はワクチンと関連ありと発表しています。
先ほど厚労省のHPに、接種後に亡くなった39人の中には26歳の看護婦さんも含まれておりその方の死因は脳出血と申しました。
ワクチンによる副反応の一つに、ワクチンで血栓が出来やすくなり、血小板や凝固因子が消費され出血しやすくなることが知られています。
米国でも56歳の産婦人科医が脳出血で亡くなったと申しましたが、ワクチンとの因果関係は不明とされています。
厚労省と同じ論法です。
今後も似たような症例が続くでしょう。
こういう人たちが正式にワクチンによる死者に含まれないなら、実際よりもはるか少ない人数しかワクチンによる死者とはカウントされなくなります。
ワクチンの方が危ないと言うもう1つの理由は、治療法の有無です。
厚労省はアビガンの効果を認めていないようですが、諸外国では特効薬のように使われているようです。
俳優の石田純一さんが沖縄でコロナにかかり死にそうになったところ、アビガンを使ったら良くなったというのは偶然ではないでしょう。
この薬は昔からあり、とっくに特許が切れていて各国で自由に生産されています。
コロナに効く薬はアビガンだけではありません。
ステロイドもコロナの主たる死因のサイトカインストームを抑えるのに役立っています。
それに引き換え、ワクチンの副反応による脳出血は手の施しようがなくお手上げだからこそ、亡くなるのでしょう。
――色々お聞きしたいのですが、2番目の「効果が怪しい」について先に伺いましょう。ワクチンは、大手マスコミでは90%以上の有効率があるとされていますよ。
確かに、一流の雑誌にそのような報告がありました。
しかし末尾にスポンサー名として、そのワクチンの製造メーカーの名前が書いてあります。
かつては権威があった医学雑誌も、今や製薬会社の広報誌であるかのようです。
お金をもらっての研究で、会社からの無言の圧力が無いと言い切れるでしょうか。
こんなのはもはや広告です。
どこまで信じられるかわかったものではありません。
それに95%の有効率と言っても、計算法を変えると、発症率を0.71%減らすだけとも言い換えることができます。
打たないと発症率は0.746%、打つと0.037%に減らせる。この差は0.71%です。
逆に言うと、打たないと発症しない率99.25%が、打つと99.96%に増えるだけのことです。
これもご興味があれば、あとで元の数字を紹介します。
――でも繰り返しますが、コロナで亡くなる人の方がはるかに多いです。それなのにワクチンの方が危険と言われるのですか。
そうです。その理由が3番目の、「ワクチンで死ぬのとコロナで死ぬことには大きな違いがある」という話です。
――どういう違いでしょうか。
接種推進派の医師たちは、死ぬ原因がワクチンでもコロナでも、死ぬことに変わりはないと考えているのでしょう。
それこそ命は平等だと。
とことん考えると、実はわたしもこの考えには賛成できるかも知れません。どんな理由であろうとも、人生が終了したことに違いはないのは、1人の人間として考えるならその通りです。
でも医者としては、命の終わり方に違いを認めないわけにはいきません。
――医者として見た死に方の違いとは何ですか。
まずは病人と健常者の違いというのがあります。
コロナで亡くなる方は、ほぼ全員が高齢者あるいは基礎疾患がある方です。
若者や子供が亡くなったとは聞きません。
でもワクチンは健康人を天国に送ります。
これは後ほど申しますが、大変大きな違いです。
病気の方や高齢者が天国に逝くのはやむを得ない面がある一方、健康な人や特に若者を天国に送ってはいけないと思います。
話が逸れますが、インフルエンザでは多くの子どもが亡くなりますし、毎年の死者はインフルエンザの方が多かったです。
にも拘わらず、いくら新種の病原体とはいえ、新型コロナばかりが注目されるのは不思議とは思いませんか。
コロナの新規感染者を報道するなら、なぜもっと大勢死んでいるインフルエンザの新規感染者を報道しなかったのかと思います。
新型コロナ発生からすでに1年半も経つのに、今だに報じられているのは訳が分かりません。
繰り返しますが、コロナはインフルエンザより感染力は弱い。
コロナウィルスの強さは過大評価される一方、ワクチンの副反応は過小評価されていると思います。
ある人は、わが国におけるコロナの死者は8000人段階で、実は1000人ほどに過ぎないと言っています。(現在は1万2691人)
これも後ほど申しますが、コロナの死者数が”水増し”であることを思えば、合点がいきます。
さらに余談ですが、新型コロナは人工ウィルスのようです。
これはノーベル賞を受賞した2人の研究者が示唆しています。
――ノーベル賞受賞者が、2人もコロナウィルスが人工と言っているのですか。
はい。わが国の大村智博士とフランスのモンタニエ教授です。
――モンタニエ教授(横写真)とはエイズウィルスの発見者ですね。
そうです。エイズウィルス自体が人工のようで、「悪魔の遺伝子操作」という本に詳述されています。
コロナウィルスの遺伝子配列の中に4箇所、人工と言われているエイズウィルスと同じ部分があり、これは自然にはできないそうです。
――エイズウィルスの発見者がそう言うなら、信ぴょう性が高いといえますね。
なので、もしそうならワクチンだけでなく、新型コロナウィルスも人工ということになります。
ですが、両者の決定的な違いは、ワクチン接種は人為的、後者は一応は病気です。
この違いに医者としては注目しないわけには参りません。
――人為的と病気の違いとはどういう意味ですか。
古代ギリシアの医者として名高いヒポクラテスの誓いのなかに、「患者に害を為すな」というのがあります。
――ワクチンで人が死ぬことを、ワクチンは人に害を及ぼしていると言いたいのですか?
そうです。
それゆえワクチン接種は、このヒポクラテスの誓いに反します。
ワクチンで亡くなるのは、言ってみれば医原病です。
医者ないし医療行為が原因でなる病気です。
ワクチン接種は、医者がまるで古代の人柱のように犠牲者を作っているかのようです。
多数を守るために、一部の元気で健康な人に死んでもらいましょう、という発想です。
――多数のための少数の犠牲をどう捉えるかは難しいですね。
恐らくは昔から、人の世はこの原理で動いていますね。
自動車はとても便利だから、毎年大勢の人が自動車事故で亡くなることを許容しよう。
何年かに一度、飛行機が墜落するが、これも多数派の便利さのためだから受け入れようということですね。
はい。飛行機は利用する人が自己責任で亡くなります。
自動車事故は、被害者が歩行者など利用者と異なる場合もありますから同列には並べられないかも知れません。
しかし交通事故の被害者とて、日常生活で自動車社会からの恩恵を受けていますから、結局は同じですね。
ですが、ワクチンによる被害者は恩恵を受ける前に亡くなりますから、まさに人柱です。
――厚労省がワクチンと死亡との関係を唯一91歳の女性だけ認めたのは、これほど高齢なら世間も受け入れやすいと思ったのか知れないですね。
分かりません。でも、その方以外の皆さんを評価不能などとしたのは、結果として、疑わしきは罰せずの原則を意識してのことではないでしょうか。
――因果関係は不明だから、ワクチンに責任を負わすことはできないと。