アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(224回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(3月22日~3月26日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は29,792円と、前稿比+74円(※+854⇒ ▲102→ ▲1051→ +497→ +741→ +1,116→ ▲968→ +112円→ +380→ +695→ +681→ +106)の小反発で引けた。その夜のNY市場は、米国長期金利上昇の勢いが強い中、それでもナスダック市場は堅調さを保ち、全体のムードを底上げした。
またNYダウは、週間で-129ドル安となる、32,628ドル(※前稿比+1207⇒ +564→ +460→ +44→ +335→ +1140→ ▲1014→ +182→ ▲284→ +492→ +427→ +133)と小幅反落だった。
先週金曜日の日銀会合で飛び出した、「ETF買い付けの対象をトピックスに連動させるものに」という会合結果は、市場に全く織り込みがなかったようで、相場は大波乱となった。しかし、ここでファーストリテイリング(9983)が、ダダ下がるのはわかるが、TOPIXが上がってしまったことは間尺に合わない。
なぜって、以前のように前場TOPIXが-0.5%下がったら買い付けする、年6兆円の枠を廃止してしまったからだ。年間上限12兆円のTOPIXを買う枠を残しつつも、基本的には購入しない方針が打ち出されている。ようするに市場大暴落の際にしか、日銀はTOPIXを買って相場の下支えはしないと言っているので、今後の日々の動向としては、TOPIXが日経平均株価指数よりも相対的に下がりづらくなるだけで、TOPIX自体にはさほど恩恵がないもとと思われる。
よって今週は、TOPIXに注目するよりは、もっと動意しそうな市場にフォーカスを当てたい。それはJPX400。JPX400を挙げたのは、当たり前だが優良株が多く、今後訪れる業績相場で、TOPIX(東証1部全部)よりも優位性があるからだ。
そしてもっとここで大きく注目したいのはマザーズ市場である。
日足チャートをみればわかるように、チャートは煮詰りを起こして、上抜けの期待が大きいことがわかる。そもそも、この市場だけ脱コロナの雰囲気とともに異常に下げ続けてしまい、直近では200日線を下回るほどの暴落を起こしている。現在は米国市場で長期金利が上がってしまって、こういった赤字で借入金が多いグロース銘柄が集まる市場は苦しことは事実だが、さすがにここから下げるよりは、短期大幅反発をみせる可能性のほうが圧倒的に高いはずだと考えている。
ただ、マザーズ市場には、現在のところ出来高が盛り上がるなどの動意は感じられない。よって筆者の見立てが間違っていた場合、1200P(※マザーズ先物現値1221P)を割れそうだと感じたなら、一回様子見で損切撤退をして、また見に徹してエントリーすればよい。
リスクが小さく、リターンは大きくなるだろう。

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