アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

AランドSのケース――相変わらず意識低い、現場の接客態度、衛生管理

 コロナ禍で今まで以上に飲食店における衛生管理が求められいる昨今だが、接客態度も含め、相変わらず不十分な店舗は少なくないようだ。
本紙に顧客から情報提供があったのは、東京・新橋の肉めしが売りの「岡むら屋」でのこと。
この「岡むら屋」の他、かつ丼の「かつや」、唐揚げの「からやま」などを直営・FC展開している「アークランドサービスホールディングス」(以下、AランドS略。臼井健一郎社長。東京都千代田区)は年商330億円以上(19年12月期)の東証1部上場(3085)企業だ。
以前にも、本紙ではBSE騒動からやっと脱した牛丼の「吉野家ホールディングス」(9861。東証1部)のケースを取り上げたことがあるが、上場企業にして現場では信じがたい対応があるのだから、水面下では、飲食店における似たようなケースは相当数起きていると思わないわけにはいかない。
AランドSが特別に悪いとは思わないが、上場企業故、社会的責任がより問われるわけで、今回のケースを紹介、同業者にとって「他山の石」になればと取り上げた。
AランドSにも取材申し込みし、同社の言い分も載せている。
 トラブルがあったのは今年10月11日(日)午後2時15分ごろ。
新橋駅前の「岡むら屋」(横写真)にて、A氏(40代)は「肉めし(並もり)」(590円)を食べたところ、大きな紙(新聞紙のような「食材」という黒い文字が書かれたもの)が入っていた(以下に転載)。
女性中国人アルバイトらしき者に指摘したところ、どんぶりのなかを見もせず、丼ぶりをすぐ下げ、「すみません、すぐ取り替えます」と一言いい、丼ぶりの中身を捨て、新しい分を持って来ようとしたがA氏は断った。
というのは、A氏はカウンターにいたので厨房内がよく見えたそうだが、紙が混入していたと思われる鍋から肉を取り出そうとしていただけで、溶け込んだと思われるつゆも捨てず、肉だけ入れ替えていたので、一度鍋を消毒し、すべての食材を取り替えないと不衛生だと。また、今、食事しているお客(5人ほどいた)の食事も取り替えないとダメとA氏はいった。だが、どちらも聞き入れられなかった。

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