アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(204回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(10月26日~10月30日)

プロフィール 投資歴22年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ」だと考えている。安定した資産形成を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は23,517円と、先週末比+106円高(※前回▲208⇒ +590→ ▲176→ ▲155→ ▲46→ +201→ +205→ ▲37→ ▲369→ +959→ +620→ ▲1042)となった。
反面、NYダウは、週間で-295ドル安となる(※前稿比+20⇒ +904→ +508→ ▲483→ ▲9→ ▲467→ ▲521→ +724→ ▲1→ +498→ +1005→ ▲42)28,311ドルと下落した。大統領選挙が近づいてきておりリスクオフの円高になっているにもかかわらず、日本株の堅調さが目立つ展開だ。
先週は、米国の追加経済対策に新展開が起きず、米国の株式市場は大統領選挙前だということもあって資金が抜けているのか? 出来高がスカスカの状態だった。追加経済対策に関しては、もう選挙が近すぎるためまとまりようもないだろう。そして今週決まらないのであれば、追加経済対策の実行は大統領選挙後の来年2月以降が最速だと思われる。新型コロナ肺炎の再拡大が深刻になってきている中で、米国は29日(木)に発表される3QGDPは良かろうが、4Qの見通しは+1.1%増なっておりさすがに不安さが増してきた。国債をみても米国10年債から資金が抜けている様子が鮮明なため、これは買い手不在で、今週も株式市場はジリ下げとなる公算が大きい。
それでは、11月3日の米国の大統領選挙の最新状況をみてみたい。
米国政治サイト・リアルクリアポリティクスをみると、232(バイデン)VS 125(トランプ)と決定的に見えるが、実際のところはかなり接戦になるという見方が増えてきている。上記の画像を参照にしてもらえばわかるが、現時点でTossUps(体制が決してない州)は181州あると考えられているが、前回2016年時の大統領選挙の結果を参照にして、隠れトランプをそのまま足して計算すると、バイデン氏が優勢なのは「ミシガン」(16)、「ニューハンプシャー」(4)、ネバダ(6)しかないともいえる。この通りに選挙が終わるならば、バイデン258、トランプ280でトランプ大統領の2期目が始まる計算だ。注目州は、フロリダ(29)、ペンシルベニア(20)の行方だろうか? フロリダ州は、期限前投票の分の集計を始めているということなので結果が出るのが早そうだ。この辺は、また来週に簡潔にまとめたいが、現在の大統領選挙の趨勢に関しては予見不能だということだけお伝えしておきたい。
それが不透明感を極端に嫌う投資家層を刺激し、米国株に買いを入れないことにつながり、今週も出来高スカスカのジリ下げ相場を生むと考えている。仮に大統領選挙がもつれれば、トランプ氏は「負けを認めない」と断言しているため、勝敗が定まらないまま時間だけが過ぎていき大きな混乱を呼ぶ可能性がみえてきた。
また今回は、選挙10日前の段階で4800万人が郵便投票を選択しており、この数は6000万人と増えることが予想されている。この集計は筆跡鑑定が必須のため、このチェックだけでかなりの時間を要する可能性が高い。
さて、今週日本市場で要注目なのは東証マザーズ指数で間違いない。先週は、ここまでの上昇が幻だったたかのように、突如22日(木)の後場に入って一時CBになるほど下落してしまった。大底は3月13日の527Pだったわけで、現時点でも2.37倍まで膨れ上がったわけでこの調整は、当然と言えば当然だ。

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