アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「GIFTプロジェクト」――「情報商材」詐欺初摘発も、主犯はやり得の真相(広告塔はあの投資詐欺「セナー」逮捕者)

「情報商材」とは、ネットなどを通じて売買される金儲けのノウハウをいう。
本紙既報分でいえば、与沢翼氏のFX取引スクール、KAZMAXの“超光速お金拾いシステム”がそれに当たるだろう。
私がいうこの方法を実践すればあなたも億万長者になれるなどといって、FX取引で勝てるというノウハウを教えるという内容だった。
特にKAZMAXのやり口は「ゴミ拾いより簡単」、「元本保証します!」、「数千%の利益を保証!」と述べており悪質極まりないのだが、それでも摘発を逃れているのは、あくまで情報商材という「教材」を売っているだけで、そのノウハウ通りにやってうまくいかなくてもそれはそのノウハウを十分理解せずやったからなどと言い逃れられ自己責任となってしまう、詐欺罪のハードルの高さ故だろう。
しかし、SNSの普及でその「情報商材」詐欺被害は急増している。
そんななか、この「情報商材」による詐欺容疑で初めてと思われる逮捕があったのが19年9月、大阪府警生活経済課による「GIFTプロジェクト」と称するネット上企画への参加費として10万円を取っていた件だった。
大手紙は大阪版でしか報じられなかったので、その概要をいうと、ネット上の同プロジェクトを説明する動画で、「加藤浩太郎」を名乗る、FX取引などで80億円以上の資産があるという男が登場し、口座を開設してくれれば「毎月最低10万円をギフトする」と謳っていた。
むろん、これには仕掛けがあり、

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