アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

東証1部上場企業に利益供与疑惑ーーダミー会社に融資、企業舎弟が入居か

 この6月は上場企業の1年に1回の定時株主総会の集中日。
25日には、本紙既報の疑惑追及を恐れ、コロナ禍を理由に役員だけで済ます「アルヒ」(東証1部。7198)のようなケースもあった(追って、その総会の模様は報告する)。
なかでも26日(金)は最集中日だったわけで、荒れることもなく終わりホッとしている企業も多いのではないだろうか。
かつて定時株主総会といえば、総会屋が与野党に分かれバトルを繰り広げ大荒れのケースも少なくなかったが、97年の商法改正(利益供与以外に利益供与要求罪まで新設)以降、今や総会屋は皆無に等しく、荒れることはごくごく稀。誤解を恐れずにいえば、その分、以前以上に問題が表面化しにくくなっているといえなくもない(冒頭写真=「毎日」26日夕刊)。
実際、このご時世に利益供与、それも相手が広域暴力団とくればそんなことがあるのかと思うが、告発者がおり、その情報は関係者しか知り得ない極めて具体的内容で、疑惑を抱くのも無理からぬ符号点があることから報告する。
ちなみに、その告発者はすでに警視庁組織犯罪対策課の方にも情報提供済み。その利益供与相手の先には、ある広域指定暴力団の大物組長の関与がいわれるだけに関心を持っている模様だ。

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