昨6月18日(木)午後3時から、東京地裁815号法廷で、本紙だけが適時報じている、「青山メインランド」西原良三社長に対する松浦正親被告(=冒頭写真。山田浩貴被告も共犯に問われている)の恐喝事件の公判があり、検察の論告・求刑があった。
西原社長に関しては、並行して別件の恐喝事件も発生(被告は3人)。こちらの公判が先行しており、2人にはすでに一審判決が出ており(共に求刑3年半。判決は2年半の実刑)、残りの1人にも求刑がされている(懲役4年)。
そして松浦被告に対する求刑は、こちらの3人より軽かった。
本紙がこの件をウォッチしているのは、本紙既報のように、事件の発端は本紙が書いた西原社長の女性スキャンダル記事につき、西原社長の実名をイニシャルに、顔写真を削除したところ、松浦被告はほっとしている西原社長と面談し、本紙・山岡はさらに西原社長のネタを7、8個持っており、しかも「人が1人、2人死ぬ」ような根の深い内容だと虚偽の話をして畏怖困惑させ、その記事を書かせないようにするとして1000万円を恐喝したという内容の事件だからだ。
ところが、この日の検察の論告によれば、この1000万円支払いは西原社長が申し出たものだし、ネタが他にも7、8個ある、「人が1人、2人死ぬ」ような内容との恐喝のネタは、松浦被告が元総会屋の竹之内昌虎氏を介して得た情報で、「まったくの虚構を伝えたとは認めがたい」、また、そうした「追加記事が出ないようにするように実際に行動するなど被害者の利益のために動いた部分もある」旨述べており、こうした点が考慮されたためと思われる。
検察が犯行は悪質、再犯の可能性もあるといいながらも、被告の利益になるこんなデタラメを認めざるを得なかったのは、竹之内氏が昨年12月18日に被告人側の証人として出て、この旨の供述をしたからと思われる。
だが、その際にも報じたように、この証言はまったくのデタラメといっていい。
この間に、そのデタラメぶりを裏づける確実な証拠が出て来たので、この機会に、以下、まずはその件を報告する。