アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「太平洋クラブ」民再申請ーー1・30会員向け説明会は「東急不動産」に怒声

 本紙でも既報のように、1月23日、最盛期には有名な「御殿場コース」など18カ所のゴルフ場を運営していた「太平洋クラブ」が東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
現状、預託金会員は約1万3000名(預託金総額約685億円。無預託金会員約7000名)。2月に来る預託金償還期を目前にしての申請故、批判の声を恐れた事実上の経営主体者である「東急不動産」は会員向け説明会を月末、それも平日(1月30日月曜日)午後1時半からに設定。来ても500名ほどと見ていたようだ。
ところが、会場になった渋谷公会堂は1・2階総座席数2084席が満席。立ち見が出るほどだったという。
「元々住銀が経営し、名門ゴルフ場が多かった。それだけに、預託金の額が高いというのもあるが、本当にプレーが好きといういまは悠々自適という方も多い。そういう人が、“どうなっているんだ!”と押しかけたんだと思います」(出席者の1人)
この説明会の司会をやったのは、民再申請代理人の弁護士事務所のイソ弁。太平洋クラブ代表の桐明幸弘氏(冒頭写真)がこれまでの経緯をメモを片手に棒読み。補足説明を弁護士事務所代表の片山英二氏が行った。
批判の声が激しくなったのは、この席で、東証1部上場、ゴルフ場運営最大手「アコーディア・ゴルフ」(東京都渋谷区)とスポンサー契約を結んでいることが明かされた時だった。

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