
「山岡のところなんかに書くなよ」という意見が多い。それで斯界における山岡のポジションがよく判った。
「酒を呑むカネがなくてね」というと「じゃ仕様がないか」と忽ち理解してくれる。民族派諸兄はみんな優しい。
ま、編集権は山岡にあるのだからこれ以上は言わない。ただし前に書いたように昔は無頼を気取った「ヤサぐれ記者」だったから当然、拗ね者でもある。天の邪鬼とも反骨ともいう。だから今回はある「元左翼過激派」のことを書こう。
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そういえば白州次郎・正子夫妻も血縁者で、武相荘(=東京都町田市。下写真)を訪ねたといっていた。別件で京都で一年の拘留後しばらく三菱の“威光商売”で編集プロダクションを経営していたが、信州南小谷に転居して民宿を始めてからは、ある意味で初心を貫徹した、つまり自由気ままに開き直った生き方をしたのだと思う。
