5月19日、大阪地裁で、依頼者からの預かり金9000万円を詐取したとして詐欺容疑に問われている、田中森一元弁護士(65)に対する公判があり、検察側は懲役6年を求刑し結審した。判決は7月16日。
田中被告とは、本紙でも既報のように、東京・大阪両地検の特捜検事だったが、その後、「闇社会の住人」専門の弁護を高額で引き受け話題を呼んでいた。その挙げ句、石橋産業の巨額手形事件では許永中受刑者(62)と共に詐欺罪に問われ、こちらではすでに懲役3年の実刑が確定し、昨年3月末より服役している。
こうしたなか、関係者の間では、田中元弁護士の社会復帰の可能性について、こんな見方も出ている。
(冒頭写真=収監直前の昨年3月31日撮影の『週刊新潮』掲載グラビアより。後方建物は出頭した東京高検)