昨年夏から、鹿児島県の人口約2万4000名ほどの阿久根市(冒頭右写真)という地方の小さな自治体が、全国の注目を集めている。
08年8月、元航空自衛官(防大卒)で親族建設会社社員の竹原信一氏(冒頭左写真。50)が市議1期を経て市長に当選するや、「住民至上主義革命」を掲げ、市職員の給与削減(市長給与半減案も提示。市役所敷地内の市組合事務所の退去)、市議報酬の削減(定数16→6への大幅削減も広言)などに動き出したところ、これに市議会・職員が反発、2度目の不信任案が可決され市長は失職、出直しの市長選がこの5月31日にあり、竹原氏が再選を果たした。
少数与党(5名)ながら、竹原氏のブログも駆使した「これから革命を起こします」「下僕扱いされている市民が主権を取る事、これが革命です」といった呼びかけ、市職員や市議の税金無駄遣い、癒着などへの批判・行動が支持を得たかっこうだ。
だが、こうした対立から、不穏な動きも起きている。(以下に、「怪文書」掲載)