アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京地検が福島復興利権疑惑で動くも頓挫した関係会社に、補助金詐取容疑でガサ

仙台地検は昨2月22日朝から、宮城県大和町の産業廃棄物処理会社「タイワコスミックミリュー」、その親会社「陰山組」(福島県郡山市)などを、宮城県の補助金を騙し取った容疑で家宅捜索に乗り出した。
タイワ社は東日本大震災でガレキを砕くための機械が使えなくなったとして、2011年と12年度、その復旧のために県から出た補助金計約3600万円を受け取った。ところが、この粉砕機の修理費を過大に見積るなど虚偽の申請をしていた疑いが持たれてのことだという。
これだけ見れば、しょぼい事件の1つとも思えるが、本紙は16年11月13日、まず「東京地検が狙う、福島復興利権に関する贈収賄疑惑!?」、さらに同年12月25日、「東京地検が狙う3・11震災復興利権疑惑ーー自殺したキーマンの役割」なるタイトル記事を報じている。
この後者の方の記事中、<今回の疑惑、某ゼネコンと共に、「T建設」(=豊田建設)、別の建設会社「K組」(福島県郡山市)などが3・11震災復興関連工事で売上げを急増させており、それは政治家の口利きあってのことではないかという内容>と記しているが、この「K組」=陰山組なのだ。
一時期、あの豊田建設、自殺した斎藤弘正氏(豊田建設顧問)、それに陰山組(陰山豊元代表)は一体の関係にあり、復興利権で豊田建設同様、売上げを急増させ大儲けしたと思われる。そして、仕事を受注するため政治家に話をつけた人物として陰山組関連会社M社元専務N氏の名前が上がっていた。
それだけに、嫌でも注目しないわけにはいかないのだ。

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