昨年12月に成立した「特定秘密保護法」の施行が迫る中、実にタイムリーな芝居が登場した。「それは秘密です。」という演目の“ドタバタ茶番狂騒劇”。 キャッチコピーからして笑いを誘う。「ある日突然逮捕されました。『容疑』は秘密だそうです。なぜ逮捕されたのか、まったく心当たりがない。どうやら『国家の重大秘密』に触れてしまったらしいが、その『秘密』が何なのかが『秘密』ゆえにさっぱり分からない」。 伏字だらけのチラシ(左上)は、まるで戦前、内務省の検閲を受けた発行物そっくり。しかし秘密保護法の施行後は、そんな大昔のことではなくなる。 なお8月2日(土)、19時からの公演終了後、フリージャーナリストで「秘密保護法意見訴訟」原告の寺澤有氏が、本作の作・演出を担当した楢原拓氏とトークセッションをおこなう予定。 本公演について、詳しくはこちら。…