アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙報道の「タイ鉄鉱石投資『詐欺』」でも暗躍のFP逮捕ーー東京福祉大同窓会元会長

 茨城県警は2月12日、生命保険会社のフィナンシャルプランナー(FP)の地位で信用させ、不動産投資や民泊で「1カ月で10%の利益が出る」などと個人的に投資話を持ち掛けたとして、出資法違反(預かり金の禁止)容疑で柏木達哉容疑者(38)を逮捕した。
この柏木容疑者、本紙では実名こそ伏せていたが、タイ鉄鉱石投資詐欺疑惑でも丹羽時寛氏の下で勧誘。その際にはあの「東京福祉大学」の同窓会会長(当時。03年卒業)の肩書を信用に利用することもあった。
既報道によれば、今回の直接の逮捕容疑者は2325万円の現金を預かった出資法違反に過ぎないが、実際には少なくともその総額は約3億6000万円(15年6月~20年1月まで全国の約150人から)あり、しかもその大半は未返済であるようだ。
また、前述のように、柏木容疑者はタイ鉄鉱石投資話などで、他にも多額のカネを集めた詐欺疑惑があり、今回逮捕を聞きつけたこれらの被害者が多数、茨木県警の方に被害を訴えているようだ。
これら被害者のなかには、柏木容疑者が18年2月まで務めていた生命保険会社の肩書を信用した者が多数おり、管理責任があるとして生保側に被害相談した者が複数いたが、生保側は「契約と詐欺は別」と取り合わず、結果、被害者が増えたこともあるようで、生保側の社会的責任も問われるべきだろう。
(右写真。柏木容疑者が信用付けに利用していた名刺。左下は個人の名刺の裏側)

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