アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「『日本空港ビルディング』の“個人商店化”疑惑」

「日本空港ビルディング」(9706。東証1部。東京都大田区)といえば、羽田空港国内・国際ターミナルビルの家主。羽田・成田空港の免税店の運営も行っている。
旅客数増加で施設利用料、免税店売上げも上がっており、殿様商売ともいえる業態。(冒頭写真=同社の求人広告より)
19年3月期売上高(連結)は約2736億円、営業利益約255億円、経常利益約204億円。毎年黒字で、しかも15年3月期と比べると売上高でちょうど1000億円近く、営業・経営利益共に約2倍になっている優良企業だ。
そして現在、同社トップを務めるのは鷹城勲会長(76)と横田信秋社長(68)。
共にプロパーで、鷹城会長は2003年4月に副社長に就任以来代表権を持つ(05年4月社長)だけでなく、16年に代表取締役会長に就いた際には最高経営責任者(CEO)を兼務、一方の横田社長は最高執行責任者(COO)を兼務してる。
なお、代表権はこの2人に副社長も持つが、その鈴木久泰氏は運輸省(現・国土交通省)からの天下り。国土交通省航空局長、海上保安庁長官を経て13年1月から常任顧問になり、専務執行役員などを経て15年6月から代表取締役副社長に。また取締役は日航、全日航などからの天下りが多く、プロパーは少ない。

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