アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

スキーシーズン到来だが――スキーインストラクターは現代の蟹工船状態

一部雪不足でオープンが延期になっているところもあるが、いよいよ寒さが本格化しこの冬もスキーシーズンがやって来ている。(冒頭写真はイメージです)
そのスキー場で主に初心者中高校生などの集団、個人客などにスキーレッスンを指導してくれているスキーインストラクター。ゲレンデの華ともいえる存在かと思い気や、その処遇は蟹工船状態といってもいいという。
いわば「プロ」が指導するのだから、それなりのレッスン料を稼いでいるのかと思いきや、多くのインストラクターは時給7~800円程度で、しかも実労時間による支払いのため、日給4~5000円もめずらしくなく、シーズン終わりの方ともなれば1日仕事がなく稼ぎが0円、食事代を考えれば赤字ということもあるという。
さらに実際は派遣されているのだが、偽装請負になっているため、ケガをしても自己責任で休業手当てを支払ってもらえないとも。
本紙では以前、「東京ディズニーランド」における各種ショーの出演者ら非正規従業員のひどい労働環境を報じたことがある。
お客の方は楽しいショーを見てご満悦だが、スキー場においても滑れるようになった客は大喜びも、教える側は外面は笑顔ながら、ひどい労働環境で内心は涙を流している状態だというのだ。
どういうことか。
まずは、本紙に告発してくれた、首都圏在住のSサン(40代後半)のケースを見ていただこう。
下に掲げたのは、このS氏の17年1月分の給料。長野県のスキー場に泊り込みで働き出したのが12月23日からなので実働7日とはいえ、2万504円(!)。

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