アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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再建中の「嘉悦学園」――老害の常務理事が理事長に

 学校法人「嘉悦学園」(東京都江東区)といえば中、高、そして大学は「嘉悦大学」を擁し、同大学といえば、元財務官僚で安倍首相のブレーン・高橋洋一氏(冒頭右写真)が教授をしていることで知られる。
本紙では昨年8月、この嘉悦学園の専務理事を務める「三井住友海上火災保険」元社長・植村裕之氏(冒頭左写真)について、大学教職員から老害の声が上がっていることを報じたが、それで辞任になるどころか、今年4月から学園トップの理事長になっていた。
「前理事長の水谷惟恭氏(東工大名誉教授)も、植村氏の理事長就任には当初、強く反対していたんです。植村氏の理念や大学経営の能力を信用していなかったからです。しかし、自身の体調不良もあり最後には容認してしまったんです」(大学職員)
この嘉悦学園、1903年10月に嘉悦孝氏が創立。以来、嘉悦一族が理事長、常務理事に就いていたが、16年3月、一族による不正支出問題が発覚。以降、一族は経営から外れたことは前回記事で述べたが、本来なら少しでも早く再建しなければならないところ、一族排除の間隙を縫って問題あるとされる植村氏が専務理事に就任。そして自身、大学内の側近に「次は私が理事長になる」といっていた通り、就任していたわけだ。
(以下に前回の告発文書を転載)

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