本紙では今年9月18日、「安倍首相の元勤務先、スポンサー企業ーー『神戸製鋼所』の鉄鋼スラグ違法投棄訴訟」というタイトル記事を報じているが、その後の追加情報を盛り込んだのが、本紙・山岡が連載(3頁)を持たせてもらっている会員制月刊総合情報『ベルダ』(発行・ベストブック)の11月号のこの記事だ。
ただし、報告が遅れてしまい、11月29日(金)には12月号が出るのでそちらとお間違えなく。
もちろん、9月18日の本紙記事には載せてなかった注目の事実がいくつも載ってる。
その1つは、この民事訴訟記録を確認したところ、被告の神戸製鋼(+神鋼スラグ製品)は、原告の土地に「RCー30」という種類の鉄鋼スラグが1780トン埋められていることを認めていた事実。
もっとも、被告側は鉄鋼スラグは「製品」だからまったく問題ないといっているのだが、汚染されたとしてトラブルになっている同地の土壌分析をした笠原茂氏は「意見書」のなかで、神戸製鋼の出荷当時の検査では有害物質が検出されにくいと述べており、その理由も紹介した。