今年9月、東証1部上場「ファミリーマート」(本社・東京都豊島区。上田準二社長)の福島県いわき市内の加盟店オーナーだったS氏が自殺した。
S氏は地元・常磐交通のバス運転手だったが、早期退職に応じ、その退職金を加盟金に充て、奥さんと共にファミリーマート加盟店を経営していた(10月に自主閉店)。
しかし、加盟時のファミリーマート本部の説明と違い、経営は一向に軌道に乗らず、寝食を忘れずほど必死で働いても約4年間余りで逆に借金が1000万円以上になったという。
こうしたなか、ファミリーマート本部の社員が同加盟店に深夜、度々亡くなったS氏を訪ね、話し合いをしていた現場が目撃されている。
焼身自殺は、何らかに死を持って抗議する場合によく取られる自殺方法だ。自殺現場は、かつてS氏が勤めていた常磐交通バスターミナル無線塔の近くだったという。