昨年末、警視庁の2・4担当記者の間では、「“初荷”はT弁護士の詐欺再生か、塩田大介の競売妨害」といわれていた。だが、T弁護士の方は直前で、検察が「公判維持が難しい」ということでOKを出さす頓挫。一方の塩田氏の件も、すでに2月に入ったが未だ動きはない。
いったい、どうなっているのか?
もっとも、1月23日発売の『週刊ポスト』(冒頭写真)が、捜査関係者の証言として、「競売妨害容疑を視野に入れた捜査が大詰めだ」などと紹介しているように、捜査を行っているのは間違いない。
では、なぜ、長引いているのか?
そこでいま、関係者の間で囁かれている一つが、詐欺容疑で逮捕された菊次達朗被告に塩田氏が暴行を受けた件との兼ね合い。
菊次被告と塩田氏は元々は親友だった。ところが、塩田氏が仲介した韓国カジノツアーで菊次被告は2億円の大負け。それは塩田氏も組んだイカサマの結果と思った菊次被告は、塩田氏に暴行を加え、大ケガを負わせたことは本紙でも既報の通り。
その菊次被告は昨年12月に続き、1月5日には同じ投資詐欺の別件で再逮捕。そして1月25日には両容疑で起訴されている。