ついにというべきか、結婚式などウエディング関連プロジュース主力のマザーズ上場「モック」(東京都中央区)、それにマンションリフォームのヘラクレス上場「アライヴコミュニティ」(東京都新宿区)の2社の株価が、今週後半の3営業日(3月5日?3月7日)連続してストップ安となっている。
結果、モックは3月3日の終値3万9450円だったのが、3月7日には2万4450円と約4割下落してもなお大量の売り先行で、買い手がつかない状況に終わっている(左写真=モックのチャート図)。
一方、アライヴの方も、3月4日終値10万3000円だったのが、3月7日には6万3000円でも買い手が付かない。3月3日の終値12万3000円と比べると約5割下落している(右写真=アライヴのチャート図)。
この惨状の最大の要因は、もちろんこの間のサブプライム問題なども無関係ではないが、共に昨年度、約60億円もの新株予約権を発行すると同時に、10株を1株に併合。その大量の資金調達先は素性のよくわからぬ投資ファンドや仕手筋会社で、彼らに著しく有利な引受をさせ、既存株主をないがしろにしたツケがついに来たと見るべきだろう。