アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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和解条項を無視して被害者に支払いをしないJPB・磯辺裕樹前代表等

カネ持ちを対象に資産運用・資産保全を謳った私的銀行(プライベートバンク)=「日本プライベートバンキングコンサルタンツ(JPB)」(東京都千代田区)。
本紙は2006年7月、このJPB、同様の会社「ジー・エム・ビー(GMB)」(JPBと同住所)、JPB前代表で現GMB代表の磯辺裕樹氏(冒頭写真)、JPB現代表・花岡聡氏を相手取り、元顧客22名が総額約2億5000万円の出資金返還訴訟を起こしたことを報じたことがある。
 詳細は同記事をご覧いただきたいが、顧客に無断で別会社に預かった資金を移管し、責任はないといって、顧客が解約を申し込んでも応じなかったから、その分を支払えというのが原告の主張だった。
ちなみに、移管した別会社=「GPJ」は破たん。同社代表だった秦右時(JPB元副社長)はこの提訴(6月16日)の約3カ月後、詐欺罪で警視庁捜査2課に逮捕されている。
さて、この訴訟だが、関係者によれば最近、和解が成立し、原告要求額の一部を支払う(分割で)ことになったという。まったく問題ないというなら、和解などせず、判決を出してもらえばいいわけで、ついに磯辺氏等自ら責任を認めたともいえる。ところが、その第1回目から払い込みがないのだという。
実はこの件以外にも、すでに一部を支払うとした同様の和解が成立しているが、これまた支払ってくれないなど、本紙には元顧客から被害を訴える声がたくさん来ている。
(上写真=JPBが2002年にマイケル・ジャクソン関連ファンドへの投資を募った関連資料。結局、マイケルは来日すらせず)

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