アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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イージス艦衝突事故ーー防衛省内からは、「米国なら清徳丸は“不審船”で轟沈もやむなし!」の本音も

 本紙は先に、警視庁公安部が、衝突した一方の漁船「清徳丸」の未だ行方不明の2人が、朝鮮総連協力者の可能性もありとして密かに捜査していた(ただし事実無根)という事実をお伝えした。
一般的な国民感情としてはとんでもないことだが、さらに今回のマスコミの取り上げ方について、実は防衛省内では、声にこそ出さないが、大いなる不満が渦巻いていることもわかったので以下、その本音をお伝えしたい。
今回の事故、イージス艦「あたご」が進路を右に取り回避すべきところ、原因は未だハッキリしないが、それをしなかったことが衝突を招いた可能性が高いことが明らかになって来ている。
これは「海上衝突予防法」という法律で、船が安全に航行するため、「行会い船」は双方が進路を右に転じることを義務づけているのに、「あたご」は減速しただけで、右に転じなかったからだ。
「確かに、自衛艦もこの法律が適用されます。しかし、少なくともG7に加盟している他の国においては、“軍艦”はこのような法律の適用外です。見張り員が“向こうが避けてくれると思った”と判断したとの報道が出ていますが、これは単なる希望的観測をいっているのではなく、こうした世界的な実情あってのことなんです。確かに、自衛隊は軍隊ではない。でも実質、軍隊です。防衛省に格上げにもなりました。それなのに、何らそうした実態を考慮せず、当然のように海上衝突予防法で論じられても……。大きな声ではいえませんが……」(防衛省筋)
だが、この程度の本音に驚いていてはいけない。

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