アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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営業停止処分も自主廃業、業転で“逃げ得”を図る商品先物会社「コムテックス」、「ユニテックス」

 商品先物大手「コムテックス」(本社・大阪市)が違法行為を繰り返した挙げ句、現在、営業停止中(3月10日まで35営業日)なのは本紙でも既報の通り。
つい先日、2審でも実刑判決を受けた鈴木宗男代議士(左写真)や舛添要一厚労相(右写真)など著名人を使って営業をかけて来たが、さすがに彼らも今後は講演を引き受けまい。
ようやく堪えているのかと思い気や、一昨年まで代表取締役社長として同社を牽引して来た伊藤進氏(60)らはそうでもないようだ。
日本商品先物取引協会が2月6日に公表した07年3月期決算によれば、同社の純資産は約71億円もある。
その豊富な資金を背景に、2007年4月に不動産会社「クレオ」(東京都新宿区)を設立。今度はこちらに業態転換してさらに儲けようとしているのだ。
一方、「ユニテックス」(大阪市)は昨年、同じく営業停止処分を受けたが、自主廃業しようとしているとの情報が本紙に入って来た。
「すでに一部社員を出勤させておらず、3月末付けで全員退職させる予定です。ただし、現在の『エコ事業部』の社員は、これから設立する新会社に移籍させる予定と聞いています」(関係者)
実はこのユニテックスのオーナー兼会長は、前出の伊藤氏なのだ。
そのユニテックスも純資産が約20億円ある。

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