アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(129)「ドリームインキュベータが投資するIT系企業に疑惑浮上」

ドリームインキュベータ」(東京都目黒区)といえば、テレビ露出度の多い、ご存じ掘紘一氏(写真)が代表取締役会長を務める(筆頭株主でもある)ベンチャー投資・育成の東証1部上場企業。
設立してわずか2年で上場(02年5月)。大いに話題を呼び、06年1月には株価が82万円まで付けたが、その後、ライブドア事件が起き、同社と同じ監査法人だったことが投資家の不安を呼び、以降、今日まで株価はひたすら下降。現在、10万円の大台も割っている。
その主要原因として、同社はこの間の株式相場全体の低迷を挙げる。結果、投資する企業の上場数が計画に届かず、上場益を得られないというのだ。今年1月25日に08年3月期(単独)の業績予想を下方修正、従来予想の7億5000万円の黒字から最悪6億5000万円の赤字もあり得るとしたのもそのためだ。今期配当を見送ることも決めている。
こうした状況の中、それに追い打ちをかけるような情報が出ている。
投資しているある企業に関し、未だ上場を果たせないどころか、その企業に数々の疑惑が浮上しているのだ。

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