アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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御手洗冨士夫・日本経団連会長(キヤノン会長)疑惑の地元企業に就任していた2人の有名人

 本紙で何度も報じているこの疑惑で、御手洗冨士夫・日本経団連会長(横写真)と癒着が囁かれている最大のキーマンが、御手洗氏の地元・大分県で子ども時代、家族さながらのつきあいをしていたといわれる大賀健三・規久兄弟。
そして、「キヤノン」小会社が大分市に2工場進出する際、建設を請け負ったゼネコン「鹿島」との間で裏金や仲介手数料の受け皿になっていたと見られるのが大賀兄弟が代表と監査役を務めるコンサルタント会社「大光」(大分市)であるわけだが、まず、この大光に有名人が就いていた。
大光は前身を「大光インターナショナル」といい、設立は90年12月。当時、同社は国会や議員会館にほど近い千代田区永田町の山王グランドビル内にあった。
そして、左写真(会社謄本)のように、設立時の取締役に尾崎光郎氏が就任していた(90年12月?91年12月)。
後のことだが、徳島県知事ら3自治体首長に総額1300万円余りのワイロを渡していたとして贈賄や競売入札妨害、法人税法違反(脱税)などに問われ、2004年11月、懲役2年6カ月の実刑が確定し、服役することになった御仁だ。
大光取締役当時は鹿野道彦前農水相(山形1区。安倍派)の公設秘書で、94年7月にコンサルタント会社「業際都市開発研究所」を設立(住所は設立時の大光と同ビル)。秘書時代に養った政治力を背景に、ゼネコンなどと公共工事の“口利き”を行っていた。今回、疑惑が出ている鹿島も主要取引先だった。
その尾崎氏は本紙の取材に対し、こう反論した。

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