「毎日新聞」が、日本経団連会長も務める御手洗冨士夫氏(写真)にも疑惑の目が向けられる脱税疑惑をスクープしている。
コピーやカメラなどで首位級、東証1部の「キヤノン」(本社・東京都大田区)子会社の2工場が03年以降、大分県大分市に建設されたが、その広大な土地造成工事、それに工場建設もスーパーゼネコン「鹿島」が受注。これら工事総額は500億円にもなった。
この受注の口効きをしたと思われるのが、御手洗会長と高校の同級生だった人物(キヤノンに同期入社するも、退社)の弟。
その証拠に、その弟・大賀規久社長率いるコンサルタント会社「大光」(大分市)は鹿島からこの造成と建設の下請けとなり、その受注額は12億円以上。しかも、大光の関連会社はこの2工場の警備まで請け負っているのだ。
その一方で、大光は他にもキヤノンから多くの仕事を受け、御手洗会長の神奈川県横浜市の自宅(以下に写真掲載)の新築工事も大賀社長の兄の経営会社が設計・施行を行っているという。