アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

勝訴でも消えないタムラ製作所の疑惑

 東証1部上場、家電AV用トランス大手の「タムラ製作所」(東京都練馬区)が、『省電王』という節電効果があるとされる機械の開発・製造を依頼していた「アイデック」(破産)元社長に訴えられていた民事訴訟は、予定通り11月20日に判決が言い渡され、元社長の請求(約31400万円)は棄却された(写真)。
1円たりとも請求は認められず、これだけ見ればタムラ製作所の全面勝訴といっていい。
原告は、『省電王』はタムラ側が開発・製造し、節電効果は20%以上あると保証しておきながら、「節電効果がない」、「火災の原因になり得る」との報道がされるようになると、一転、すべての責任を原告側に押しつけたという。この結果、原告の会社は社会的信用を無くし、潰れ、原告は資産を失ったとして損害賠償を求めたもの。
だが、原告の最大の狙いは当初から金銭ではなく、責任転嫁された身の潔白を証明するためで、したがって、この訴訟ではそれを裏づけるとする証拠資料がいくつも提出された。
それを見ると、逆にタムラの疑惑が決して何等根拠のないデッチ上げされたものでないことが窺えるのだ(以下に、2点資料を添付)。

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