アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

石破茂防衛相逆上ーーベールを脱いだ裏素顔と、リーダーの資質

本紙や『週刊文春』でカラオケ三昧の件が暴露され、危機管理の甘さが浮き彫りにされた石破茂防衛相。さらに本紙はP?X機のGE製エンジンを巡る疑惑を報じているが、カラオケの件でもその後の対応を巡り、彼の素顔、性癖がさらに明らかになって来たので報告しておく。  テレビカメラの前では平静を装う石破氏だが、カラオケ三昧の件では部下の前では荒れ狂い、「どうしてああしたオフレコの席での出来事が外部に漏れるんだっ! 絶対に犯人を見つけ出せっ!」と厳命。各セクションに通達を出し、これを聞いた省内は「うんざり」しているという(横写真=『フラッシュ』12月11日号。11月30日に追加掲載)。  それだけではない。驚くべきことに、記者団に対し、「きちんと(情報が漏れた)経過の説明をしてもらえない間は、今後、オフレコの懇談はお断りする」と宣言、取材の機会を自ら閉ざしたのだ。  今回の事案は、そもそも部下を信用しない、という石破氏の猜疑心の強さに端を発している。  実は、防衛庁長官時代、石破氏は官僚や一部記者と共に行ったカラオケパーティーの件を某メディアにすっぱ抜かれ、その時も荒れ狂い、周囲に当り散らしている。この時以来、石破氏の『背広組の官僚』に対する不信感が決定的となった。 石破氏は今でこそ自称・安全保障政策通で『国防』などと言う著書を書いたりしているが、別に政治家としての全キャリアを安保政策にかけて来たわけではない。  もともとはただの軍事プラモ・オタクだっただけであり、自民党を離党したはいいが政治改革の熱が冷め、食いあぶれた挙句にたどりついたのが「安保」だった・・というだけのこととの評もある。 官僚という人種は、こうした「付け焼刃の政治家」に対しては冷たい。絵に描いたような慇懃無礼な対応をわざとしてみたりする。まして、相手が妙に偉そうな若手政治家であればなおのことだ。石破氏の『官僚嫌い』のルーツは、この辺りにある。そして、今回のカラオケで敢えて「秘書官やSP」まで外したのも、信用していなかったからに他ならない。役所に知られて困るような話を国民の知る権利に応えて記者に喋った・・のならともかく、自らの痴態を暴露されて逆上するとはどういう了見か。自らの不徳を反省する事なく他者を非難する所に、この男の幼児性が強く滲んでいる。 問題は、彼の幼児性だけではない。  まず、防衛省の貴重なマンパワーを、「自らの秘密をバラした犯人探し」などという愚かな事に割いている事。これは、もはや公私混同を越えた納税者への裏切り行為であり、組織のやる気を著しく削いだ点もリーダーの資質なしと断ぜざるを得ない。さらに自らの秘密が暴露されたことを理由に、記者の取材を拒否している事。日ごろ国会答弁で、彼は「政府の説明責任」を繰り返しているが、自分の都合が悪くなれば逃げるのだろうか? 実は石破氏の危険な側面は、防衛庁長官時代からすでに指摘されていた。当時から「官僚嫌い」だった石破は、巧妙に接近する制服組・・特に海幕との関係を深めていく。  彼の事務所などには、海自の出入り業者から贈られた模型(市販のプラモデルではない。VIPを対象とする非売品)が所狭しと飾られている話は関係者の間では有名な話だが、深刻なのは「贈答品」よりも彼の方向性だ。  石破氏の言うシビリアンコントロールとは、国民に選挙により選ばれた政治家が、制服組に対して行うものという小学生の教科書レベルなのだが、この理屈で行けば、政治家が制服組に取り込まれてしまえば、コントロールすべき側があっけなくコントロールされてしまう。民主主義の原点であるシビリアンコントロールがそんな脆弱なものであってよいわけもなく、時代に流されない重層的な構造と情報開示が不可欠だ。 現に、石破氏は今回の『海幕防衛課長のインド洋給油量情報握りつぶし』問題で、海幕に対する追求が甘いと言われている。本当に当時の防衛課長だけが全て自分の判断で情報を握り潰していたとは到底考えにくい。当時の組織のトップである自分に火の粉が降りかかるのを恐れているだけかもしれないが、海幕の接近と関係はないのか。…

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