アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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秋葉原・大手電機卸会社(大家)に送った質問状に、なぜか詐欺疑惑会社が「法的手段も考えております」と回答

本紙では今年7月25日、月刊会員制情報誌『FACTA』8月号で報じられた「『永久発電機』投資集団の黒歴史」というタイトルの2頁記事を紹介している
同記事は、東京・秋葉原の大手電機卸会社本社ビル(冒頭写真)の一室で、「永久発電機」の製品化が行われており、現在、1業種1社限定で、数百億円を調達しようとしているという情報もあると述べている。
その会社とは、「どこでもでんき」(東京都千代田区外神田1丁目。飯田孝喜代表)という。
そもそも、「外部からの一切のエネルギーを必要としない発電機」など少なくとも現状の科学法則からいってあり得ないと思うのだが、加えて、この会社のオーナー(取締役でもある)は過去、投資詐欺で告訴されたことがあるという。
 FACTA記事では実名が伏せられているが、このN氏とは丹羽時寛氏(52。横写真)のことだ。
本紙でも既報のように、この丹羽氏、タイの採掘関連会社「ONK」への投資詐欺容疑で告訴されたこともある人物だが、本紙はこの丹羽氏に別件の詐欺話で4000万円以上持ち逃げされ、現在までずっと追いかけている人物にも直に会い話を聞くことが出来た。
「現在、丹羽は透析のため日本に帰国しており、病院も特定し会おうとしたが逃げまくるばかり。そんな丹羽がオーナーの永久発電機? 疑うなという方が無理な話でしょう。それで新たな被害者を出さないためにも、部屋を貸している無線機販売会社に手紙を出しました。すると返事がないどころか、その手紙が丹羽側に渡っていたんです。いったい、どうなっているのでしょうか!?」
この無線機販売会社は秋葉原に本社を置く大手。この本社ビルに入居できていることが、「どこでもでんき」の信用にかなりの裏づけを与えていることは間違いないだろう。
そこで本紙でも、この大手電機卸会社と代表宅に「質問状」を送付してみた。
すると驚くなかれ、下に掲げたように、大手電機卸会社代表や広報ではなく、疑惑の「どこでもでんき」から、個別の質問には回答せずすべて「事実無根」だとして、「法的手段を考えております」との恫喝のFAXが送られて来た。

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