「歌舞伎町の外国人」と聞けば、ある種のうさんくささを感じる人もいるだろう。最近ではアフリカ系外国人による「ぼったくりバー」事件も報道されている。しかし、だからといって歌舞伎町にいる外国人にはどんな捜査をしてもよい、ということにはならないのは、法治国家ならば当然だ。
今、あるナイジェリア人男性(横写真地図=赤い部分がナジェリア)が、「新宿署の警察官に暴行を受けた」として国家賠償裁判を起こしている。2007年11月20日、その裁判の第三回控訴審公判が東京高裁で開かれたので、関係者に話を聞いてみた。
●事件の経緯