冒頭に掲げたように、朝日新聞社から「抗議文」が届いた。
忙しいので放置しておいたところ、向こうが求める回答期限当日には、広報部長が直々に本紙に電話して来て再度、対処を求められた。
そこで、「削除する気はない」、「提訴するならすればいい。この疑惑の白黒がはっきりし、マスコミ業界全体にとってもこうした問題を考える上でいい機会だ」旨、お話し、こちらから電話を切った。
すると今度は11月6日、朝日新聞の代理人弁護士から同様の記事削除、謝罪を求める「通知書」が届いた(横写真)。
朝日新聞社が問題としているのは、本紙が10月25日に報じた「一連の元専務・守屋前次官報道の裏でーー『山田洋行』による大手マスコミ接待ゴルフ疑惑浮上」なるタイトル記事。
このなかで、招かれたマスコミ6名のなかに朝日新聞社の記者もいるとされると記した点だ。
だが、この記事は決して本紙のスクープではない。
本紙が報じた同日、『週刊新潮』が「新聞記者も業者のゴルフ接待を受けていた!」というタイトルで、先日逮捕された宮崎元伸「山田洋行」元専務の特別手記として3頁記事を掲載している(横写真)。