昨日、ついに防衛系商社「山田洋行」を飛び出て、競合する「日本ミライズ」を設立していた宮崎元伸元専務が逮捕された(横写真の記事は「毎日新聞」本日朝刊一面)。
だが、容疑は業務上横領で、決してこの間、大手マスコミが大々的に報じて来た守屋武昌前防衛事務次官との贈収賄容疑ではない。
今後、この“別件逮捕”を足掛かりに守屋氏との贈収賄で再逮捕もあり得ないとはいえないが、本紙は一貫して主張しているように、さらなるワルがおり、そこにまでメスを入れなければまさにトカゲの尻尾切りだ。
そのさらなるワルと本紙が思っている一人が、久間章生元防衛相(横写真)。
久間氏は、この間の「山田洋行」VS「日本ミライズ」の内紛で、山田洋行側に付き、次期輸送機(CX)の代理権契約が、山田洋行からが日本ミライズに移ることを阻止すべく、当時の航空機課長に指示し、GE社に圧力をかけた疑惑が出ている。
この度、本紙は、その際の航空機課長とGE社側との会話の全容を記した文書を入手した。そこで、解説付きで、2回に渡りその件を取り上げる。
これを見る限り、やはり航空機課長の発言は「異常」なものだったと言わざるを得ない。