参議院外交防衛委員会は11月2日、山田洋行疑惑に関し、10月29日の衆議院に続き、11月8日午後、参議院でも守屋武昌前防衛事務次官(写真)を喚問することを野党の賛成多数で決めた。
また、守屋氏を頻繁に接待していた宮崎元伸「山田洋行」元専務、「山田洋行」の米津佳彦社長の同日午前の参考人招致も決めた。
全会一致が慣例の証人喚問だが、自民・公明は欠席。異例の議決となった。
だが、参議院が与野党逆転していることを思えば、異例の割にはなぜ、こんな人選なのか疑問に思わざるを得ない。
前回の衆議院での喚問以降、贈収賄に関する重大な新事実は見つかっていないことを思えば、いまさら守屋氏だけ喚問しても、参議院の体面は繕えても、本来の喚問自体の内容は期待薄と言わざるを得ない。