アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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小沢一郎民主党代表、辞意表明の本音

民主党の小沢一郎代表が11月4日、辞意を表明したのは、大手マスコミ既報の通り(5日の民主党役員会では「連立を前提としない慰留」に努め、これに対し小沢氏は留保)。  小沢氏は同日夜の記者会見で、「(2日の民主党)役員会で(連立政権協議の提案を)認められなかった。役員から不信任を受けたに等しい」と、すでに3日の時点で辞任を決めていたことを明かした。  政権政党を目指すとあれだけ言いながら、福田康夫首相と連立政権協議という「密室談合」を行い、「なぜ即、協議を拒否しなかったのか!?」と国民はもとより党内からも激しい批判の声が起きたことも背景にあったと思われる。   だが、小沢氏の本音はどんなものなのか。長年の「相談役」が、本紙に口を開いた。 それによれば、まず前提として、現状では次期衆議院選挙では民主党単独では過半数を握れないという認識があったという。 7月の参議院選挙での勝利直後にはそうした雰囲気もあったが、現実に選挙準備を進めてみると100余もの選挙区で未だ候補者も決まらないという“玉”不足に直面。野党連合というやり方もあるが、小沢氏自身は政権政党として実際に政治をやっていく上では、理想は理想に過ぎず、なんでも反対の社民党、共産党との連立は鼻から論外との考えとのこと。   そんななか、福田首相側から(大手マスコミは小沢氏側が「財界大物」の仲介で持ちかけたと報道)打診があり、話し合いを持ったという。  すると福田首相側の条件提示は、「首相は小沢さんでいい。公明党抜きで、小沢さんに従う民主党側と、それを受け入れる自民党側の連立でやってもいい」という大胆なものだった可能性があると見る。  後、小沢・福田両氏の間に認識差があったとされるが、しかも福田首相は(1)海外派遣は国連決議で認められた活動に限る、(2)連立政権ができれば新テロ特措法案の成立にはこだわらない、と小沢氏が掲げていた最大主張を呑むとしていたことは、小沢氏自身が4日の会見で明らかにしている。  一言でいえば、リアリストで、政権奪取を本気で目指す小沢氏としては、次の衆議院選挙で過半数を取れない以上、連立政権協議に本気で可能性を見出そうとしたが党内から総スカンを食い、「それなら勝手にやれば」とイスをブン投げたということだと見る。 「ただ、小沢さんはまだ諦めてはいない。離党して小沢新党を作り、それに福田さんの属する町村派(旧森派)などが合流という可能性もないではない。いずれにしろ、小沢さんとしては万一、民主党が政権を取れても、何でも反対の社民系などとはやっていけないし、自民党も割れるのは時間の問題との認識の下、もっとも現実的な福田首相との協議に応じたに過ぎない。『談合だ』と反対するのは簡単だし、無責任」と、擁護するのだが……。…

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