本紙は永田町筋から、極秘メモのコピーを入手した。
メモの書き手は当時、朝鮮総連本部(左写真)売却の件で、朝鮮総連副議長・許宗萬氏の代理人を務めていた土屋公献弁護士(右写真)。
そのメモ書きの昨年11月8日のところに、安倍晋三首相(当時)の秘書官だった井上義行氏と会い、条件交渉をしていたことを物語る内容の記述があるのだ(以下にそのメモ部分を転載)。
逮捕された緒方重威元公安調査庁長官等が交渉を始めたのは、今年2月から。それより前のことだ。
交渉が不成立に終わったからこそ、緒方被告等が動いたわけだが、安倍首相はいい、悪いは別にして、対北朝鮮強行策を売りに国民の信任を得て首相になったわけだから、本当に水面下でこのような交渉を、井上氏を代理として行っていたのであれば、国民にも、そして政府に対しても背任行為を働いていた可能性も出て来るのではないか。